2011年08月06日
捨てられない櫛(くし)

歯が欠けているのに捨てられない櫛(くし)があります。
カットに使用する櫛(くし)です。
僕の持っている、現役で使用している櫛(くし)の中でも一番長く使っている櫛(くし)です。
そして、持っている櫛(くし)の中で一番薄い厚さの櫛(くし)です。
もう20年以上使っています。
見た目が悪くても、この部分のカットにはこの櫛(くし)しかないっしょ!という
重要な役目を果たす櫛(くし)なので捨てるに捨てられません。
実はだいぶ前、世代交代させようと似たような櫛(くし)を1本買いました。
新しい道具は櫛(くし)に限らず使い慣れるまでに少し時間がかかります。
新しい櫛(くし)も、すぐ慣れるだろうとちょっと我慢して使っていました。
しかし、いくら使っても使ってもこの見た目の悪い櫛(くし)にはかなわないんです^^;
見た目が悪いのにこの使いやすさは不思議でなりません。
ゆえに、いつまでたっても捨てられません。
もうここまできたら僕が仕事を引退するまでハサミのトレイに置いて、
いつでも出動できる状態にして大事に大事に使っていこうかと思います。
Posted by すがぬま理髪店 at 20:23│Comments(2)
│すがぬま理髪店
この記事へのコメント
手に馴染んだ道具の使い易さは
言葉では言い表せない微妙なニュアンスですよね!
染色の道具も、京都の地盤沈下で
質が悪くなるばかりで、古いモノを修理して使ってる状態です。
僕は、ミロードさんと30年以上お世話になっています。(場所が変わっても)
言葉では言い表せない微妙なニュアンスですよね!
染色の道具も、京都の地盤沈下で
質が悪くなるばかりで、古いモノを修理して使ってる状態です。
僕は、ミロードさんと30年以上お世話になっています。(場所が変わっても)
Posted by passage
at 2011年08月06日 20:57

passageさん。
はじめまして。コメントありがとうございます。
染色のお仕事をなさっているんですね。
仕事の道具と言うのは使い込むほどに自分の体の一部になりますね。理容はお客様をキレイにする仕事なのでお客様に「ヘアスタイルを整えるのにそんなみすぼらしい道具で大丈夫か?」なんてホントは思われたくないのですがこればかりは仕方がないです^^
はじめまして。コメントありがとうございます。
染色のお仕事をなさっているんですね。
仕事の道具と言うのは使い込むほどに自分の体の一部になりますね。理容はお客様をキレイにする仕事なのでお客様に「ヘアスタイルを整えるのにそんなみすぼらしい道具で大丈夫か?」なんてホントは思われたくないのですがこればかりは仕方がないです^^
Posted by すがぬま理髪店
at 2011年08月07日 07:22
