2016年10月16日
バイクのバッテリー ①
冬の早朝、
隣でまだ寝ている娘たちを起こさない様に
そ~っと部屋を抜け出し身支度。
冬用インナーに始まり冬用ジャケット、
防寒パンツに使い捨てカイロ。
私的に防寒レベルマックスな井出達。
プロテクターだって当然装着当たり前。
だいぶ動き辛いけど仕方がないや。
あぁ、お金さえあれば電熱ジャケットを購入して
真冬でも快適あったかツーリングが出来るのに・・・。
ペンギンみたいにヒョコヒョコ歩きながら
私はヘルメットを手に持って
バイクを置いてある貸倉庫に向かいました。
親って、
子供が小さいとなかなか自分の時間が取れないじゃないですか。
※この頃、小学校低学年と保育園児な娘たちでした。
休みの早朝のこの短い時間がワタクシお父さんの
それはそれは楽しみなバイクの時間。
だから寒くたって走っちゃう!w
ヨシ!今日は東に走って、
海と富士山を見に行こう。
快晴だからきっとキレイに見えるはず。
徒歩1分で貸倉庫に到着。
近隣住民の迷惑にならない様
シャッターをそ~っと開け
まだ暗い真冬の空の下にバイクを出します。
またそ~っとシャッターを閉めて、
ヨイショヨイショと100mほど向こうまで
バイクを押して行きます。
まわりに民家のある場所でエンジンを掛けたらそれこそメイワク。
純正マフラーだから比較的静かな排気音・・・とは言っても
そこらのバイクの数倍は大きな音がします。
このバイクを購入した時から、
早朝のエンジン始動は
民家から少し離れた工場の前と決めて、
私はそれをずっと実行していました。
ヨイショヨイショ・・・。
250kgを超える車体を押すのは容易ではありません。
バランスを崩して傾けようものなら
そのまま倒してしまいます。
ある角度以上に傾いちゃったら
大人だからって車体を支えていられないんです。
大型バイクを押して歩く、って結構気を使うんですよ。
防寒フル装備なペンギンなら尚更w
工場の前まで押すと、スタンドをかけてひと休み。
真冬の風を受けても全くと言っていいほど寒くない格好では、
バイクを押しただけでも、じんわりと汗をかきます。
呼吸を整え、屈伸運動なんかしちゃったりして。
さて、行くか。
ワクワク度もマックスw
キーを廻してスターターボタンをポチッとな!
シ~ン・・・。
あれ?
ポチッとな!
シ~ン・・・。
え?
ポチッとな!
あ?
ポチッとな!
おろ?
ポチッとな!
シ~ン・・・。
げ~、バッテリーがあがってるんだ!
私ががっくり肩を落とし、
倉庫までの道をまた
ヨイショヨイショと押したのでした。
※押し掛けなんてしたくないし、出先で再始動できなかったら・・・なんて考えると恐ろしいしw
倉庫のシャッターを下ろし
なんとなく明るくなってきた藍色の空を見上げながら
私は家へとペンギン歩きで帰ったのでした。
いつもの倍の距離を押して歩いて、
汗かいちまったじゃねーか。
ふんとにもー!
バッテリー・・・もう寿命かな?
今から6年10ヶ月前の出来事でしたw
《つづく》
隣でまだ寝ている娘たちを起こさない様に
そ~っと部屋を抜け出し身支度。
冬用インナーに始まり冬用ジャケット、
防寒パンツに使い捨てカイロ。
私的に防寒レベルマックスな井出達。
プロテクターだって当然装着当たり前。
だいぶ動き辛いけど仕方がないや。
あぁ、お金さえあれば電熱ジャケットを購入して
真冬でも快適あったかツーリングが出来るのに・・・。
ペンギンみたいにヒョコヒョコ歩きながら
私はヘルメットを手に持って
バイクを置いてある貸倉庫に向かいました。
親って、
子供が小さいとなかなか自分の時間が取れないじゃないですか。
※この頃、小学校低学年と保育園児な娘たちでした。
休みの早朝のこの短い時間がワタクシお父さんの
それはそれは楽しみなバイクの時間。
だから寒くたって走っちゃう!w
ヨシ!今日は東に走って、
海と富士山を見に行こう。
快晴だからきっとキレイに見えるはず。
徒歩1分で貸倉庫に到着。
近隣住民の迷惑にならない様
シャッターをそ~っと開け
まだ暗い真冬の空の下にバイクを出します。
またそ~っとシャッターを閉めて、
ヨイショヨイショと100mほど向こうまで
バイクを押して行きます。
まわりに民家のある場所でエンジンを掛けたらそれこそメイワク。
純正マフラーだから比較的静かな排気音・・・とは言っても
そこらのバイクの数倍は大きな音がします。
このバイクを購入した時から、
早朝のエンジン始動は
民家から少し離れた工場の前と決めて、
私はそれをずっと実行していました。
ヨイショヨイショ・・・。
250kgを超える車体を押すのは容易ではありません。
バランスを崩して傾けようものなら
そのまま倒してしまいます。
ある角度以上に傾いちゃったら
大人だからって車体を支えていられないんです。
大型バイクを押して歩く、って結構気を使うんですよ。
防寒フル装備なペンギンなら尚更w
工場の前まで押すと、スタンドをかけてひと休み。
真冬の風を受けても全くと言っていいほど寒くない格好では、
バイクを押しただけでも、じんわりと汗をかきます。
呼吸を整え、屈伸運動なんかしちゃったりして。
さて、行くか。
ワクワク度もマックスw
キーを廻してスターターボタンをポチッとな!
シ~ン・・・。
あれ?
ポチッとな!
シ~ン・・・。
え?
ポチッとな!
あ?
ポチッとな!
おろ?
ポチッとな!
シ~ン・・・。
げ~、バッテリーがあがってるんだ!
私ががっくり肩を落とし、
倉庫までの道をまた
ヨイショヨイショと押したのでした。
※押し掛けなんてしたくないし、出先で再始動できなかったら・・・なんて考えると恐ろしいしw
倉庫のシャッターを下ろし
なんとなく明るくなってきた藍色の空を見上げながら
私は家へとペンギン歩きで帰ったのでした。
いつもの倍の距離を押して歩いて、
汗かいちまったじゃねーか。
ふんとにもー!
バッテリー・・・もう寿命かな?
今から6年10ヶ月前の出来事でしたw
《つづく》