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2011年03月27日

修行時代 その027

昭和62年春、地元の高校を卒業した僕は、

東京都杉並区のとある理容室に修行のため入店。

この時から6年間の東京生活が始まりました。

ここでは、その頃の日常の出来事を綴っていきます。




筆記試験に合格し、1年間のインターンも終え、

僕は実技試験に挑みました。

会場は両国

実技試験は実際にニンゲンの髪を切ります。

顔剃りもします。

モデルは受験者が用意。僕は同僚のキムちゃんに頼みました。

カットするスタイルはシチサン(73)分けの刈り上げ

バリカンは手動を使用(電動不可)。カミソリは替え刃式不可

事前に先生に言われた注意点を思い出します。

「目立つような事はしない事。

授業でやった事を普通になれば必ず合格する。

試験官はうまくカットできているかを見るワケじゃない。

バリカンは規定の高さまで入れているか、など

決められた事をちゃんとしているかを見ているんだ。」

そうなんです。

理容の勉強をはじめて2年程度の者がうまくカットなんてできる筈がありません。

その言葉を思い出し少しだけ気持ちが楽になりました。




緊張した実技試験でしたが、無事合格

平成元年八月。僕は理容師になりました。  
タグ :理容


Posted by すがぬま理髪店 at 16:14Comments(2)修行時代