2011年04月15日
修行時代 その031
昭和62年春、地元の高校を卒業した僕は、
東京都杉並区のとある理容室に修行のため入店。
この時から6年間の東京生活が始まりました。
ここでは、その頃の日常の出来事を綴っていきます。
低刺激シャンプーのお話。
ある日、営業マンが店に来た。
聞くと、化粧品メーカーの営業マンで、
「是非当社のシャンプーを使っていただきたい。
製品には自信がある。まずは説明を。」
と言う。
店のマスターは業界では有名人で、専門は育毛。
TVや雑誌の取材も多数こなすため、このような営業マンがたまに来る。
結局、仕事が終わった夜、店でその営業マンに商品説明の講習会を許した。
商品のコンセプト、特徴、使用方法と説明。
営業マンはそのシャンプーがいかに低刺激で髪を健やかにするかを力説した。
「このシャンプーは低刺激処方の為、飲んでも安全なんです。」
そう言うと営業マンは手に持ったシャンプーをボトルのまま口に運び、
ゴクゴクと飲み始めた。
これには一同あ然・・・。
この飲みっぷりが決め手になったかは不明だが、
マスターはこのシャンプー・シリーズを店に置く事に決めた。
刺激が少ない事はお客様に好評だったが、
粘度がまったくと言っていいほど無く、
また泡も立ちにくかった為、使い勝手はイマイチだった。
しかし、育毛のプロであるうちのマスターが勧める
このシリーズはソコソコ売れた。
あの講習会から約15年・・・
静岡の総合病院の小児科の掲示板に、
低刺激シャンプーとしてあのシャンプーのチラシが貼ってあった。
「えぇ!?まだ売ってたんだ。」
思わぬロングセラーに驚く僕。
そのチラシを見てから約10年、ふと思い出しネットで検索すると、
「あぁ!あった!」
まだ売ってました(笑)
あの営業マンはまだあの会社に居るのかなぁ。
そして、商品説明で毎回あのシャンプーを飲んでいるのかなぁ。
東京都杉並区のとある理容室に修行のため入店。
この時から6年間の東京生活が始まりました。
ここでは、その頃の日常の出来事を綴っていきます。
低刺激シャンプーのお話。
ある日、営業マンが店に来た。
聞くと、化粧品メーカーの営業マンで、
「是非当社のシャンプーを使っていただきたい。
製品には自信がある。まずは説明を。」
と言う。
店のマスターは業界では有名人で、専門は育毛。
TVや雑誌の取材も多数こなすため、このような営業マンがたまに来る。
結局、仕事が終わった夜、店でその営業マンに商品説明の講習会を許した。
商品のコンセプト、特徴、使用方法と説明。
営業マンはそのシャンプーがいかに低刺激で髪を健やかにするかを力説した。
「このシャンプーは低刺激処方の為、飲んでも安全なんです。」
そう言うと営業マンは手に持ったシャンプーをボトルのまま口に運び、
ゴクゴクと飲み始めた。
これには一同あ然・・・。
この飲みっぷりが決め手になったかは不明だが、
マスターはこのシャンプー・シリーズを店に置く事に決めた。
刺激が少ない事はお客様に好評だったが、
粘度がまったくと言っていいほど無く、
また泡も立ちにくかった為、使い勝手はイマイチだった。
しかし、育毛のプロであるうちのマスターが勧める
このシリーズはソコソコ売れた。
あの講習会から約15年・・・
静岡の総合病院の小児科の掲示板に、
低刺激シャンプーとしてあのシャンプーのチラシが貼ってあった。
「えぇ!?まだ売ってたんだ。」
思わぬロングセラーに驚く僕。
そのチラシを見てから約10年、ふと思い出しネットで検索すると、
「あぁ!あった!」
まだ売ってました(笑)
あの営業マンはまだあの会社に居るのかなぁ。
そして、商品説明で毎回あのシャンプーを飲んでいるのかなぁ。
タグ :理容