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2012年07月27日

中1の夏

ピーッ!

審判が長い笛を吹いて、

先輩達の部活動が終わりました。

場所は草薙総合運動場体育館

ジリジリとした太陽がまぶしくて、

たくさんのセミが鳴いている日でした。


試合後、

体育館の隅で海野カマキリ先生から最後の話。

先輩たちは皆、目に涙を浮かべて聞いていました。

話が終わり、キャプテン先輩が、

「ありがとうございましたっ!」

と涙声で、しかしなにか達成感に満ちた清々しさを

感じさせるしっかりとした声で〆ると、

海野カマキリ先生も堪(こら)えていた物があったのか

それきり向こうを向いて振りかえる事はありませんでした。


帰りの静鉄電車の中、

目を真っ赤にしてうなだれる先輩たち。

部活が終わるというのはこんなに悲しい気持ちになるの??

もうつらい練習から解放されたのにそんなに悔しいの??

生まれて13年、

当時の僕はそれまでそんな気持ちになった事がなかったので

先輩たちの姿に驚きを隠せませんでした。

それでも中には、

『次はぁ、ナガヌマァ~、ナガヌマァ。降り口は・・・』

という電車のアナウンスに、

「次はー、スガヌマー!スガヌマー!へへへ^^」

なんて悲しさ悔しさとは無縁の先輩もいました(なんか残念~^^)


翌日から2年生の先輩と僕たち1年生での

新しいチームの練習が早速始まりました。

練習場の学校の体育館は、少しガランとしちゃったけど、

海野カマキリ先生の檄(げき)は相変わらずでした。


今日は高校野球静岡大会の決勝戦。

画面でがむしゃらにプレーをする選手を見たり、

店の前の通学路を真っ黒に日焼けして

部活動に向かう中学生たちを見ると、

あの草薙体育館での先輩たちを思い出します。


  
タグ :理容


Posted by すがぬま理髪店 at 13:32Comments(2)バイクと育児と少年時代