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2010年10月07日

修行時代 その006

昭和62年春、地元の高校を卒業した僕は東京都杉並区のとある理容室に修行のため入店。
この時から6年間の東京生活が始まりました。ここでは、その頃の日常の出来事を綴っていきます。




お店の2階で修行生活を始めた見知らぬ3人。
(タンさん22歳、キムちゃん18歳、僕18歳)

お店の2階の4畳半を僕とキムちゃんが使い、3畳間はタンさんが使います。

トイレはお店のトイレ、お風呂は銭湯です。

銭湯・・・。
昭和62年、その頃東京には銭湯がまだいくつもありました。
そしてどの銭湯も賑わっていました。

仕事が終わった夜、
洗面器に、タオル2枚、シャンプー、リンス、石鹸、垢すり、下着を入れていざ銭湯へGO!

お店から銭湯までは徒歩1分。

靴を脱いで靴箱へ・・・おぉ!木の板がカギになってる(今でもたまに居酒屋などでみかけますね)。

「いぃらっしゃぃ」
独特な口調の番台のおじいちゃん。
利用料は当時確か260円・・・だったか。(6年の東京生活で最終的に100円程値上がりました。)

銭湯の中は昭和の香りプンプン(まだ昭和だし笑)。
番台横には石鹸、タオル、カミソリなどがショーケースに入って売られてる。
大きな鏡。柱には扇風機。マッサージチェア(有料)は背もたれに玉がついてるシンプルなやつ。
キョロキョロしちゃう。

さて脱いだ服をロッカーに入れてお風呂場へ。
おぉ!広い!湯船でかっ!バックはお約束の富士山の絵がっっ!TVとかで見たあのまんま!
黄色い洗面器も山積みされてる(ケロリンて書いてあった。頭痛薬だっけ?)。


なんとなく前を隠す(笑)


男ばっかだけど・・・誰もこっち見てないけど・・・なんかハズカシー^^;
そんな不自然な挙動がかえって目立つんですよね(笑)

ちゃちゃっと、頭、身体を洗い湯船へ。
足をお湯につけた途端、

熱いぃぃ!

熱湯コマーシャル?? (byスーパージョッキー笑)

銭湯って熱いんだ・・・。

頑張って肩までつかり、お風呂を出ました。



お約束の、風呂上りのコーヒー牛乳!ではなく帰り道の自販機でジュースを買って部屋で飲みました。
この頃はまだ風呂上りにビール!って発想も無かったし飲めなかったし。

数年後、この銭湯は廃業し、僕たちは他の銭湯へ。
そこも数年後廃業。結局6年の間に3軒の銭湯にお世話になりました。

今では神田川の歌詞のような風呂なしトイレ共同のアパートも無くなってきてるから
銭湯も時代の流れで次々と廃業なんでしょうねぇ。


最後にお世話になった3軒目の銭湯・・・まだやってるかなぁ。
(3軒目はドラえもnの大山のぶ代の自宅の隣の銭湯でした(実話))


照明を落とした夜のすがぬま理髪店
  


Posted by すがぬま理髪店 at 08:06Comments(4)修行時代