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2010年10月25日

ルーズな刈り上げ

小学生の男の子がご来店です。

お母さんが注文します。

「来週、修学旅行があるんです。

切ろうか迷ったけど、いくらなんでも長いので・・・

まわりは刈り上げてもいいかなぁ・・・ま、短めで・・・

でも本人はカットしてきました的な仕上がりはイヤみたいで・・・。

ま、短すぎず長すぎず、適当に。」


小さい時からご来店いただいている男の子なので

そんなオーダーでだいたいの長さはわかります。


そうなんですよね。

今はモミアゲにしても、えり足にしても、

「床屋、行ってきたゾ!文句あっか!」

みたいな、刈り揃えてしまうカットに

抵抗を感じる方が少なくないです。


床屋の刈り上げって職人ワザです。

ペラッペラの薄いクシを駆使(笑)して、

ほぼ0mmからの刈り上げを作ります。


「角刈りにしてください。」

の注文に「待ってました」とばかり

目の色を変えてカットに没頭する理容師が

少なくありません。



専門学校の時の理容の教科書には

ルーズな刈り上げは載ってませんでした(と思う^^)。

(逆に本屋さんに売ってるヘアカタログに

床屋的なビシッとキマッた刈り上げは載ってませんね)

職人気質な理容師はこのルーズな刈り上げに

抵抗を感じます。



お客様のニーズと職人のこだわり。




こんなにキレイに刈ってやったのに何処に文句があんだ?

床屋が考えを改めなければならない部分かもですね。

(もちろんキレイに刈る技術は必要ですよ)




その男の子の修学旅行の行き先は東京だそうです。

国会議事堂に東京ドーム、東京タワーとその他いろいろ。

なつかしいなぁ。

僕の通ってた静岡市立安西小学校の修学旅行は、東京と日光でした。

当時、出発前の友達が「お土産は雷おこしにするんだ」、

と言っていたのを聞いて「雷おこしって?」とずっと考えて、

“レバーを回すとゴロゴロと雷の音が出るオモチャ”

という結論にたどり着きました(本当)

まさか、お菓子だったとは・・・

まったく・・・おバカな少年時代だったと情けなくなります(笑)




  


Posted by すがぬま理髪店 at 09:00Comments(0)すがぬま理髪店