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2010年10月24日

修行時代 その010

昭和62年春、地元の高校を卒業した僕は、

東京都杉並区のとある理容室に修行のため入店。

この時から6年間の東京生活が始まりました。

ここでは、その頃の日常の出来事を綴っていきます。





忙しい週末、相変わらず必死で先輩のアシストをしていると、

肩で風を切ってコワモテのおじさんが店に入ってきました。

入ってくるなり一直線にごっさん(山形出身23歳男)の所に行き、

「おい!昨日のパーマ全然かかってねぇじゃねーか!!」

怒鳴りました。

店内硬直。瞬間冷凍。

僕も硬直。ガクガクブルブル・・・コエー (;'д`)

「す、す、す、すぐに店主を呼んできますんで・・・」

カット中の自分のお客様もそのままにごっさんダッシュ!



どうやら、昨日かけたパンチパーマのかかりが弱かったみたいです。



「あぁ・・・申し訳ございません。」

かかりの弱い頭を見て謝罪の先生(店主)。

すぐに席にご案内しパンチ用コテ用意。

薬剤処理をし、慣れた手つきのアイロン操作。さすが!

ごっさんの名誉のために言っときますけど、

ごっさんは器用な方で仕事も上手で丁寧。

このお客様はパーマのかかりにくい髪質だったようです。)



「お待たせいたしました。」

見事なパンチパーマにすご味もさらに増したお客様。


「先生、イイ人だな。ありがとよ。」

お気に召したようでお客様は上機嫌。

そのお客様が差し出した名刺には、コワイ団体の名称が・・・。



((((;゚д゚)))ガクガクブルブル







最近はパンチパーマをかけるお客様も減りました。

街を見渡しても大仏様のようなヘアースタイルはもう見かけません。

あのお客様はまだパンチパーマかけてるのかなぁ?

  
タグ :理容修行


Posted by すがぬま理髪店 at 08:00Comments(2)修行時代