2015年11月21日
修行時代 その055
毎晩の晩酌を一日おきにしました。
カラダの調子がすこぶる良いです。
昭和62年春、地元の高校を卒業した僕は、
東京都杉並区のとある理容室に修行のため入店。
この時から6年間の東京生活が始まりました。
ここでは、その頃の日常の出来事を綴っていきます。
ハタチの頃だったでしょうか。
専門学校の友人数名と、とあるバーに行く事になりました。
いつもはチェーンの居酒屋が定番だった私、
バーなんてのに入ったのは多分この時が人生で初めてかと。
どんなところだろう?
私は不安いっぱい(←性格w)で友人のあとについて行きました。
「いらっしゃいませ。」
歌舞伎町の雑居ビル(だったと思う)の中。
店内は薄暗くカウンターの中のズラリと並んだ
スピリッツの瓶が目をひきます。
店の広さは・・・覚えてないや。
みんなでカウンターに一列に並んで座ると、
友人のひとりがバーテンダーと親しげに話しを始めました。
なるほど、馴染みの店なのね。
メニューが廻って来ました。
見ると、聞いた事の無いお酒(カクテル)の名前がズラリ。
いつも飲んでるライムサワーなんて無いぞ?
ど、どうしよう・・・全然わかんない。
うーん・・・。
うーん・・・。
友人たちは、もうオーダーを決めた様。
え?もお?
ちょっと待って!
今決める!
その時、なんとなく気になる名前のカクテルを見つけました。
『ブルームーン』
あ。
なんか知らないけどカコイイかも?w
神秘的な名前のこのカクテルを
私は注文する事にしました。
「ブ、ブルームーン・・・ください。」
最低限の照明。
静かな、知らない音楽。
物静かにしゃべるバーテンダー。
視線にも困る、
ボクはどこを見てたらいいの?
ふぅ・・・。
バーって、なんとも居心地の悪い所だなぁ、
ってのが当時の私の最初の印象。
ブルームーンがきました。
カクテルグラスに透き通った水色の液体が注がれています。
きれいなお酒だなぁ、と同時に
え?
これっぽっち?
これで※※円?
えぇ!?
「それでは皆さん、乾杯~。」
え?あ、ハイ・・・乾杯~。
ゴクン。
・・・知らない味だ。
ゴクン。
美味し・・・くはないよね?w
グラスを置いて思いました。
ふぅ・・・。
バーって、知ってる飲み物は置いてないし、
緊張してずっと心臓ドキドキだし・・・
何が楽しいんだろう?
ってのが当時の私のふたつ目の印象。
バブル景気真っ只中だった20代前半の頃は、
少しづつお酒の美味しさが分かってきた私でしたが、
東京に居た6年間でバーに行ったのは
残念ながらほんの数回。
丸井で買ったブランドモノを身にまとい、
キラキラした街に繰り出し、
オシャレなレストランやバー、ディスコを楽しむ、
そんなトレンディードラマの様な生活・・・
私にはまったく縁の無い話だったなぁ・・・(遠い目w)
カラダの調子がすこぶる良いです。
昭和62年春、地元の高校を卒業した僕は、
東京都杉並区のとある理容室に修行のため入店。
この時から6年間の東京生活が始まりました。
ここでは、その頃の日常の出来事を綴っていきます。
ハタチの頃だったでしょうか。
専門学校の友人数名と、とあるバーに行く事になりました。
いつもはチェーンの居酒屋が定番だった私、
バーなんてのに入ったのは多分この時が人生で初めてかと。
どんなところだろう?
私は不安いっぱい(←性格w)で友人のあとについて行きました。
「いらっしゃいませ。」
歌舞伎町の雑居ビル(だったと思う)の中。
店内は薄暗くカウンターの中のズラリと並んだ
スピリッツの瓶が目をひきます。
店の広さは・・・覚えてないや。
みんなでカウンターに一列に並んで座ると、
友人のひとりがバーテンダーと親しげに話しを始めました。
なるほど、馴染みの店なのね。
メニューが廻って来ました。
見ると、聞いた事の無いお酒(カクテル)の名前がズラリ。
いつも飲んでるライムサワーなんて無いぞ?
ど、どうしよう・・・全然わかんない。
うーん・・・。
うーん・・・。
友人たちは、もうオーダーを決めた様。
え?もお?
ちょっと待って!
今決める!
その時、なんとなく気になる名前のカクテルを見つけました。
『ブルームーン』
あ。
なんか知らないけどカコイイかも?w
神秘的な名前のこのカクテルを
私は注文する事にしました。
「ブ、ブルームーン・・・ください。」
最低限の照明。
静かな、知らない音楽。
物静かにしゃべるバーテンダー。
視線にも困る、
ボクはどこを見てたらいいの?
ふぅ・・・。
バーって、なんとも居心地の悪い所だなぁ、
ってのが当時の私の最初の印象。
ブルームーンがきました。
カクテルグラスに透き通った水色の液体が注がれています。
きれいなお酒だなぁ、と同時に
え?
これっぽっち?
これで※※円?
えぇ!?
「それでは皆さん、乾杯~。」
え?あ、ハイ・・・乾杯~。
ゴクン。
・・・知らない味だ。
ゴクン。
美味し・・・くはないよね?w
グラスを置いて思いました。
ふぅ・・・。
バーって、知ってる飲み物は置いてないし、
緊張してずっと心臓ドキドキだし・・・
何が楽しいんだろう?
ってのが当時の私のふたつ目の印象。
バブル景気真っ只中だった20代前半の頃は、
少しづつお酒の美味しさが分かってきた私でしたが、
東京に居た6年間でバーに行ったのは
残念ながらほんの数回。
丸井で買ったブランドモノを身にまとい、
キラキラした街に繰り出し、
オシャレなレストランやバー、ディスコを楽しむ、
そんなトレンディードラマの様な生活・・・
私にはまったく縁の無い話だったなぁ・・・(遠い目w)